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カドミウムグリーン,英国グリーン,Cadmium Green,Vert de Cadmium

硫化物系

含水酸化クロム(ヴィリディアン)+硫化カドミウム(カドミウム黄)またはウルトラマリン青を混ぜた物。

人工配合顔料である。そのため、メーカーによって配合の割合、色相が異なる。

硫化カドミウムが主体になったり、含水酸化クロムが主体になったりする。

不透明色。耐久性もある。乾燥性も速い。

彩度の高い緑である。

混色は硫化物が混入されているため、鉛系とは注意を要する。発色を鈍くする。

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カドミウムイエロー,Cadmium Yellow,Jaune de Cadmium

硫化物系

硫化カドミウム CdS

1817年ストロマイヤーが発明。1846年頃油絵の具として商品化された。

可溶性のカドミウム塩の賛成溶液を硫化水素ガス、もしくは硫化アルカリで沈殿させて作る。沈殿時の条件により色相を出す。

cadmiumYellow

カドミウムイエローオレンジはセレン化カドミウムとの融合体。

カドミウムレッドと特性がよく似ている。

隠蔽力、着色力、被覆力が大きい。

耐光・空気・アルカリ性で、不透明色。

吸油量45%、乾燥も速い。

黄色絵の具中、最も耐久性が高く、堅牢な色である。

混色は、鉛系、銅系とは遊離硫黄分が含まれる事があるために避けた方がよい。特に、カドミウムイエローペールは要注意。黒変する。

レッドと同様に、プルシャンブルーとの混色は色味をにごらせる。イエローオレンジはセレンを含有するため毒性がある。

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オーレオリン,コバルト黄,Aureolin,Aureoline

亜硝酸第二コバルト加里 CoK3(NO2)6・H2O

錯化合物でコバルト・カリの亜硝酸塩。1848年製法発明。1861年、絵具として出回る。

彩度の高い美しい黄色味。隠蔽力、着色力は弱い。耐光・空気。

強酸・強アルカリにはやや不安定。高価である。

黄色絵具中、唯一の透明色である。耐久性もある。

混色は基本的にどの色とも可能だが、ただし、ウルトラマリンブルー、アリザリンレーキ系との混色は、変色・退色の恐れ有るため注意。

油絵具の中に、やや赤みの物と黄色みの物がある。

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エメラルドグリーン,緑青,Emerald Green,Vert Veronese

天然品の緑青(岩緑青、花緑青)

アセト亜砒酸銅 Cu(C2H3O2)2・3Cu(AsO2)醋酸銅と亜砒酸銅の複塩

1800年に製法を発明。1814年ドイツのザトラー氏が人工顔料として作った。

輝きのある鮮やかな新緑青色。隠蔽力大。酸・アルカリに不安定。耐光・空気。

熱に弱い、湿気にも不安定。毒性は他顔料中最も強い。(1g~10gで胃腸障害、15g以上で60時間以内に致死、パリグリーンと称して殺虫剤としても使われていた)。

混色は硫化物系、また、硫化ガスに触れると黒変しやすい。単独で用いれば色相は硬度もあり、堅牢である。

現在特に毒性が強いため、メーカーによってはエメラルドグリーン・ノーバ・ネオと称して色味だけを似せた新顔料系で作り、どの色との混色も可能、耐光性もあるとして出している。

樹脂油を上手く用いると変色の危険性、発色の冴えも維持できる。

混色して変色の影響が少ない色として、ストロンシャンイエロー、コバルトブルー等であるが、ただし、色の冴えは消失しやすい。

 

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アンダーペインティングホワイト,Under Painting White

チタン白と少量の亜鉛華を重合した亜麻仁油で錬ったもの。速乾性である。

あるメーカーの成分内容

チタン白、亜鉛華、スタンドリンシードオイル、可塑剤