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クロームイエロー,黄鉛,Chrome Yellow,Jaune de Chrome

クロム酸鉛 PbCrO4

1797年に元素発見、1809年化学的製法発明。1818年油絵の具の製品化。しかし、19世紀の絵画に使われているのは限られていた。(英国ではターナー、オランダではゴッホにみられるが)

クロム酸鉛 PbCrO4

1797年に元素発見、1809年化学的製法発明。1818年油絵の具の製品化。しかし、19世紀の絵画に使われているのは限られていた。(英国ではターナー、オランダではゴッホにみられるが)

可溶性鉛塩をクロム酸アルカリまたは、重クロム酸アルカリ溶液に加えて作る。沈殿させる時の条件で決まる粒子の大きさ(製法条件の結晶構造を変えて)により色相を作る。

chromeYellow

着色力、隠蔽力、被覆力大。彩度が高い、安価。

光りに対しては経年して黒変したり、老化褐色変を生じることもある。耐久性に劣る。特に淡色ほど強い。硫化ガスで黒変。

一般的にアルカリに弱い。(変色する)鉛化合物のため毒性を持つ。不透明色。

混色にも不安定。(特に硫黄化合物を含む系列のものと)あまり勧められない絵の具である。乾燥性は速いほう。