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コバルトヴァイオレットライト(ペール),Cobalt Violet Right(Pale),Violet de Cobalt Clair

砒酸コバルト Co3(AsO4)2・8H2O,CO3(AsO4)2

1880年に製法が発明された。

赤みのある明るい紫。着色力は弱い。耐光・酸・アルカリ。化学薬品に安定している。

有毒。

鉛、鉄分を嫌うため鉛系、鉄分を含んだ土性系の顔料と混色すると分解し、色味を消失する。

また、鋼鉄製ナイフの使用も注意が必要。乾燥後、湿気を吸うと赤みを呈する。(樹脂溶液のコーティングをすれば危険がのぞける)

耐久性のある堅牢な絵具である。