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樹脂

シェラック Shellac

原料

  • カイガラムシ(ラックムシ)の樹脂性分泌物
  • インド、ビルマ、タイが原産地

特性

  • 最良質のものは粒が大きい、別名シードラックという
  • 融点・・・115度〜120度
  • テレピン、ペトロール、エーテル、ベンゼン、アセトンには部分溶解
  • アルコールに溶解

用途

  • フィクサチーフ用の樹脂
  • 画用のワニスとしては用いられていない
  • 木材累のワニスとして

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画像はWikipediaより

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樹脂

エレミゴム Elemi Gum

原料

  • カンラン科の木より採取する
  • マニラエレミゴム・・・フィリピン諸島

特性

  • 融点・・・77度〜120度
  • 半結晶の黄色樹脂
  • 軟質で粘気を持った樹脂
  • アルコール、エーテル、ベンゾール、クロロホルムに溶解する
  • テレピン、ペトロールには部分溶解

 

用途

  • 柔軟なワニスを求める時に、また、描画用ワニスとしても好ましい
  • しなやかさ、柔軟性があり他の樹脂との混合が良い
  • ワニスの粘度を調整したりするのに好ましい

 

修復用として

  • カンバスの裏打ちのための接着剤として(ダンマル樹脂、ロウ、エレミゴム)
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樹脂

コロファン Colophane, ロジン Rosin, コロホニウム Colophony

原料

各種の松の木(松脂)から照れピンを取り、残った残留物(樹脂分)

特性

  • 柔らかく砕けやすい
  • 融点・・・120度〜150度
  • ワニスの伸び、流動性を与える
  • テレピン、ペトロール、アルコール、エーテル等に完全溶解
  • コロファンを単一のワニスとしてはあまり好ましくない
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樹脂

サンダラック

原料

針葉樹のコテノガシワ属(糸杉の一種)の樹皮より得る(モロッコ、アルジェリア地方)

特性

  • 柔らかくもろい(マスティックに似ている)
  • 融点・・・135度〜150度
  • 溶解・・・アルコール、エーテル、アセトンにはほぼ完全に融ける。テレピン・ペトロールには部分溶解

ニスの特性

  • ダンマル、マスティックのワニスに比べ質的に劣る
  • 時間が経つにつれて黒ずみ、赤みを帯びやすい
  • 被膜は柔らかくもろい
  • (ベネツィアテレピンバルサム、エレミ)
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樹脂

固体状樹脂熔解法

1.加熱による樹脂の融解

平均的硬質樹脂・・・約360度

平均的軟質樹脂・・・約100度〜250度

ニスを作る場合融けた樹脂へ油、溶剤(揮発油)を加えていく。熱いうちに混入する。

 

2.高圧釜による樹脂の融解

真空状態で樹脂を溶かす

利点・・・樹脂の変質(色味)、量の変化がない

 

3.溶剤による融解

  • クロロホルム
  • ディクロルヒドリン
  • テルピネオール
  • エピクロヒドリン
  • アセトン
  • テレピン
  • ペトロール
  • アルコール
  • アスピック
  • ラベンダー
  • キシレン

 

4.揮発製油による樹脂(軟質)の溶解

樹脂類を熱融すると、色が付きやすく黒ずむ(焦げ色)

軟質樹脂は熱融がたやすいが、特にグラシー用ニス、仕上げ用ニスはテレピン、ペトロール等の揮発製油での常温放置による熔解が透明な澄んだニスを作ることが出来る。

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