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ランプブラック(Lamp Black, Noir de lamp)

油煙・・・炭素+タール

油、樹脂を不完全燃焼して出来た煤(すす)から作る。

炭素分80%〜90%

着色力、隠蔽力、被覆力が大きい

吸油量は大。乾きも遅い。

耐光性、アルカリ性に弱い

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ボーンブラック(Bone Black)

獣骨 C+Ca(PO4)2 炭素+灰分(燐酸石灰)

炭素Cは15%〜20%で着色力の小さい黒。燐酸石灰が赤みのある色味にしている。

脂肪分、膠質分を除去して焼成して作る。

吸油量90%。

被覆力はあるが着色力は小さい。

耐光性、アルカリ性。

乾きの遅い黒。

不透明色との混色はチョーキングを生じやすい。

透明色と混ぜるとその色味は不透明にする。

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ピーチブラック(Peach Black, Noir de Peche)

炭化物系(植物性)・・・青みを持った黒

植物性炭素 C + SiO(炭素と灰分、一酸化鉄、硅酸、炭酸カリ)

桃の実の種を蒸し焼きにし炭化した物

炭素Cが50%〜70%含有し、これが着色成分であるが、灰分に含まれている無機質分が他の黒と異なった青みのある透明性を持つ黒である。

耐光、アルカリ、乾燥は早い

顔料の歴史は古く鉛白と共に使われたらしい。ヨーロッパで云われている銀灰色調は鉛白と植物性黒である。

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バインブラック(Vine Black)[ワインブラック]

ピーチブラックと同成分、同特性

葡萄炭・・・葡萄の種、茎、枝、葡萄酒を作ったあとの絞りかすを乾燥炭化させたもの

現在では樹脂分の少ない木々から作られていることが多いらしい

ココアの殻、コルク屑、けやき、ぶな、柳、シナ、カエデなど

木材を密閉した器、又は炉に入れて加熱して作る。粉末にし洗い、カリ分を除去乾燥する

Charcoal Black(木炭黒)

Blue Black(少々青顔料を混入しているらしい)・・・[有るメーカー]アイボリーブラック、ウルトラマリンブルーの混色

Paynes Gray(青みのある黒色)

古く東洋では稲わらを蒸し焼きにして炭化させた藁ずみなどを彩料として使われたらしい

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ノイアマルス(Noir de Mars)

鉄黒

四三酸化鉄

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セピア(Sepia)

イカ黒

烏賊墨(いかすみ)を用いて作られる。

甲イカの墨汁のうから分泌する黒、褐色味の分泌物

メラニン色素・・・窒素分を含有する複雑な有機化合物

古くは筆記用インク、18世紀頃ではペン画、水彩絵具として使われていた。

光りに弱く、退色しやすいが、水彩に用いて美しい色相を呈す。

現在でも水彩絵具として作っているメーカーがある。

油絵の具は人工配合で作られている。

  • バーントシェンナ+ランプブラック
  • ビスマークブラウン+ベンガラ+アイボリーブラック
  • バーントアンバー+ヴァンダイクブラウン+ランプブラック
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グラファイト(Graphite)

石黒、黒鉛

「黒鉛」となっているが、ラテン語の名残で成分は鉛では無い。

天然鉱石の結晶した炭素。

特に筆記用材料として古くから使われている

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カーボンブラック(Carbon Black, Noir Transparent)

ガスブラックともいう

天然ガスを炭化したもの

耐光性は大きい

耐アルカリ性

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アイボリーブラック(Ivory Black, Noir d’ivoire)

動物性・・・茶赤味を持った黒

動物性炭素・・・象牙、象牙屑を焼いた黒

密閉した炉で空気を絶ち蒸し焼きして作る